メジマグロのナブラ


2006年、「TVチャンピオン新サカナ通選手権」に優勝し、一時期マグロ類を扱う水産会社で働いた「いかれた素人」が、マグロ、カツオ釣りを解説します
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私がマゴバリを使わない理由(..
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私がマゴバリを使わない理由(カツオ、キハダフカセ釣りの場合)

 

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 最近、相模湾のカツオ、キハダのフカセ釣りで、マゴバリを使う人が増えている。
 大きな太いハリをイワシに掛けるより、マゴバリだけ掛ける方が、イワシのダメージが少なくなるだろうという考えはよく分かります。
 
 確かに、私の知人(超ベテラン)が自作のマゴバリを使っていたこともありますが、最近の状況を見ると、「使うことでデメリットが大きい」と、筆者は考えざるを得ない状況です。

 中には「アシストフックみたいな効果があるの?」と、聞いてぶったまげたこともありますが、細い糸を使ってハリを結ぶならともかく、アオリイカのヤエン釣りのような、サルカンとハリを組み合わせたものを使ったり、果ては鼻カン(アユ用ではなく、アジ用だったと思う…)を付けてくるという、何とも探求心旺盛な方と遭遇したことを思い出しました。
 

 では、マゴバリの何が問題か? という答えは、あくまで筆者の主観ですが、以下のような理由が挙げられます。


①オマツリを起こしやすい。

 イワシ餌のフカセ釣りは、撒いた餌を魚が取ったとみるや、艫側へ仕掛けが流れていく中、一斉に投入する。
 その流しの時は、どうしてもPEが一か所に集中し、タイミングや投入の位置を間違えると、あっという間にオマツリします。
 もちろん、魚が船に着いた後は、右舷へ仕掛けが流れるのでオマツリは減りますが、この「最初の流し」の時、マゴバリがあると、明らかにオマツリを起こした時、解くのに時間がかかります。一刻一秒を争う釣りでは、どう見ても不向きです。
(ハタやヒラメとはやや傾向が違う模様)


②(種類によっては)餌の泳ぎが悪くなる。

 逆説的かと言われそうですが、サルカンなどを組み合わせたマゴバリでは、親ハリ単体よりも重量が増し、却って餌の動きが悪くなる恐れがあります。また、抵抗が大きくなるという点も無視できません。


③マゴバリに食ったら、まず獲れない。

 確かにカツオ、サバ、ムロアジを餌にする場合は、ハリに直接かけず、目通しにする場合もありますが、マゴバリを使うと「マゴバリだけに掛かる」という可能性もあります。  

 マゴバリでも1㎏あるかないかという超小型の魚や、60㎝以内のシイラなら、丁寧にやり取りすれば上がるかも知れませんが、3㎏を超える本ガツオ、5㎏前後のキメジなら、一発で伸ばされるか、折れます。



④漁師はマゴバリを使わない。

 本職のカツオ漁師も、一本釣りで食わなければ、時に「テジ」と呼ぶ、手釣りのフカセ釣りをやりますが、その仕掛けにも「マゴバリ」を使うという話は聞いたことがありません。
 カツオ、メジ類は昔から職漁で盛んに釣っている魚ですが、その漁師が使わないマゴバリを、あえて使用する機会は極めて限られると思います。
 なお、イワシの泳ぎが悪いなら、ハリのサイズダウンをお勧めします。
 チヌバリのような細軸は無茶ですが、グレバリでコマセダイに使えるくらいの大きさなら、小さいシコイワシでもある程度泳いでくれます。


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 通常はこんなハリで大丈夫です。





 (どうしても使う場合は) 

 そうはいっても、マゴバリを使ってみたい、あるいは「エサが小さすぎる」という考えのある場合は、金具を一切使わない、なるべく軽量なマゴバリを、7㎝以下のイワシしかない時だけ使ってください。

 それ以上の大きさのイワシなら、マゴバリは不要です。

 スピード勝負の釣りなので、手返し良く餌を流せるかどうかにかかってきます。

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 では、よい釣りを。


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# by Tuna-Fishing | 2017-07-13 23:00 | 近海カツオ・マグロ類 | Trackback | Comments(0)

富津沖のエビスズキ

 3か月ほど前になりますが……。



『つり丸』の取材で、伝統的なエビスズキに出船している富津・浜新丸へ向かった。

 早朝の出船だが、船長にナイロン7号の道糸に印を付けてもらい、風を受けながら出船する。
エサに活きエビを使うことが特徴だが、以前読んだ本では「頭にハリを刺すので、殺さないよう注意。エサの尾にハリを掛けても食わない」と、聞いていたのでいささか気を遣う。

 出港時は浅瀬に掘られた船道(澪筋)添いに沖へ向かうが、ウェーディングする人はこの浅瀬に立ち込んで勝負することを思うと、また違った楽しさがあるのだろう。

 開始後、次々に食ってくるので良い絵が撮れ、自分も何とか1本!

 あの大きな魚体に似合わぬ小さなアタリの後、豪快な引きが伝わってくるエビスズキは、手バネ竿を持ち込む方も見受けられた。タナが浅いので、手バネ竿でもどんどん手繰り込んでいけば良い。リールがない分軽そうだ。

 帰港後は船長の甥御さんが遊びに来ていた。

 最後は港近くの食堂でアナゴ丼を味わう。

 なお、釣りたて&しっかり活〆して血抜きしたスズキは(頭の付け根より、尾の付け根からより血が抜けたように見える)、フライで最高でした。
 

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# by Tuna-Fishing | 2017-06-07 22:27 | カツオ・マグロ以外 | Trackback | Comments(0)

木更津沖のシロギス

 2月下旬、深川・冨士見さんに『つり丸』の取材で釣行しました。

 
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 やや寒い一日でしたが、20mの海底からもシロギスたちはしっかりアタリを伝えてきました。
 当日は船長2人という豪華体制でしたが、斉藤正雄船長の釣って見せてくれる腕前は見事で、釣り方も的確に教えてくれました。

 ちなみに、20mの場所でも基本的にオモリは15号で、よほど潮が早くない限り、20号は使わないようです。

 
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 詳細は3/15発売の『つり丸』で!
 
 
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# by Tuna-Fishing | 2017-03-16 22:25 | 餌釣り | Trackback | Comments(0)

本牧沖のイシモチ

 昨年末、金沢八景・新健丸に『つり丸』の取材でイシモチ狙いで釣行しました。


 
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 詳細は『つり丸』2月1日号に掲載されています。


 本編ではイシモチの近縁種と、記事に書ききれなかった内容を掲載します。

「イシモチの仲間たち、そのエサ」

 イシモチは沖釣りだけでなく、投げ釣りでも専門に狙うことがあるが、投げ釣りの本などには「岩イソメやサンマの切身を使う」と、書いてあるので、新健丸の船長に「他のエサを使うことはあるの?」と、聞いたら「エサは青イソメだけあればいい。自分でエサを持ってくる人もいない」ということだが、『海釣り大辞典』(服部善郎・廣済堂出版)によれば、「投げ釣りではニベも混じる」と、あった。

 確かにイシモチ(シログチ)は、下向きの口なのでゴカイやイソメ類を食べやすい形だが、ニベの方がやや上向きの口なので、より大型のエサを捕食するのかもしれない。
 
 近縁種のコイチフウセイクログチなどは釣りの世界ではマイナーでも、水産資源としては無視できないものがあり、宮崎県の魚、オオニベは種苗生産が行われるうえ、サーフからの釣りはルアーマンにも人気で、フロリダ周辺のhttps://en.wikipedia.org/wiki/Red_drum(英字資料)やブラックドラムなどはルアーやフライフィッシングでも釣られるほど、イシモチの仲間も魚食性が強く、大型になる種類も存在するため、むしろ関東地方の「イシモチ釣り」が、小型種を釣っているのかもしれない。

(マグロに例えるなら、クロマグロやキハダではなく、コシナガやヒレグロ(タイセイヨウマグロ)を釣るようなものか?!)


 以下は船長より、イシモチ(シログチ)釣りについて聞いた話。

・潮によってはいても全然食わなかったり、潮が変わった瞬間にバタバタ食いだしたりすることもあるよ。

・本牧沖は根掛かりすることもないので、仕掛けをたくさん用意しなくても大丈夫。

・「普段は30㎝~35㎝くらいまでは期待できる」(それより大きいのは半年に一度程度)
(同船者の話では、かつて「コイのような大きさ」のイシモチが上がったこともあるようですが、これは狙って釣れるレベルではなさそうです…)

 なお、「血抜きしたイシモチは味が違う」ということで、皆さんはエラの付け根をハサミで切り、血抜きしていたことが印象的でした。

 水圧の変化にはそう強くないので、海面まで浮かせると胃袋が膨張し、バケツの中でも腹を返すため、上手に針などでガス抜きをしない限り、小型魚でも無事にリリースするのは技術が必要でしょう。

 そのため、あまりハリを小さくしない方がいいかもしれません。(セイゴバリの12~13号が一般的)
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# by Tuna-Fishing | 2017-01-14 22:44 | カツオ・マグロ以外 | Trackback | Comments(0)

神子元のワラサ

 (これは2016年の報告です)

 2016年、仕事納めの後、友人一家と共に横浜より特急電車で南伊豆のペンションへ向かった。

 彼らは数日間の滞在だが、私はコマセ釣りのガイド役を務め、所用により1泊2日の予定。

 普段は車から見る相模湾、小田原、真鶴、初島などの景色に目をやりつつ、2時間少々で伊豆急下田へ到着……。

 
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 まずは海鮮丼を頂き、車で南伊豆のペンション弓ヶ浜へ向かう。

 友人は可愛いお子さんも元気いっぱいでご機嫌だが、私も部屋で軽く休み、翌日の準備を開始する。当初はイサキ狙いの予定だったが、ワラサが食っているので終日ワラサ狙いになるらしい。



 温泉に浸かり、楽しみの夕食はマダイ、ヒラメ、イサキ、ワラサなどの船盛りに続き、前から食べたかったタカアシガニ! なんでも泥底にいるため、蒸す前にしっかり、タワシなどで泥を落とさないと匂いが残るとか……。
 このカニは関節ごとに、きれいに身が抜ける♪

 そして、先日上がったというキンメの煮付けも! やはり美味しさが違う。

 ご馳走を満喫し、翌朝はいよいよワラサ!

 友人と友人の姉夫婦、そのご友人と4名をガイドする形になったが、今回お世話になった、もき丸には4名分の貸し道具もお願いしてあったため、スムーズに準備を終えて船は湊から神子元へ走り出した。

 今回はハリス8号を6m、ビシはサニービシの80号だが、付けエサはオキアミとイカタンの抱き合わせだ。上乗りさんによれば、食いが良いので朝は12号のハリスでも良いとか!

 私も場所へ向かうまでの間に、コマセの詰め方、エサの付け方などをレクチャーする。



 神子元周りは大晦日にも関わらず、ワラサが食っているため龍正丸、久寿丸、光明丸、米丸、寛永丸、兵助屋など15隻ほどの船が集まっていた。

 最初はイサキが食ってきたため「8号ハリスでも食うの?」と、思わず目を見張るが、いきなり友人の姉とそのご友人がヒット!

 タナはおよそ80mなので、最初から電動を借りていたが、暴れまわるためかあっという間にオマツリ……。

 しかし、1人はバレたものの、寄せてきたもう1本はブリ級! こんなの釣れたら笑いが止まりません!

 その後もオマツリやバラシ、ハリス切れが相次いだが、何とか筆者もワラサ2本、友人らもブリ級交じりで合計3本上げ、「5人で5本」という結果にまでこぎつけた。

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 船によってはコマセが効くと、ずっと食い続けている船も……。
 
 

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# by Tuna-Fishing | 2017-01-13 20:38 | カツオ・マグロ以外 | Trackback | Comments(0)