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メジマグロのナブラ


『つり丸』所属フィッシングライター&アルファタックル・フィールドスタッフが、マグロ、カツオを中心に、季節ごとの釣りを解説します
by Tuna-Fishing
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利島沖のメダイ

 続いては3月1日、かねてから興味があった、利島沖のメダイを釣るため、2年前にイサキでお世話になった下田須崎の久寿丸へ向かった。

 ここではオキアミをコマセに使うが、付け餌はサンマの切身(半身を2等分して使う)、サバが多い時は釣れたサバの半身を削ぎ切りにして使う。
 仕掛けは10号ハリスの2本バリだ。
 
 やや波は高く、前夜の寝不足から船酔いが懸念され、 「メダイは絶対釣れるから」と行って家を出てきただけに、一時は不安をよぎる。

 当日はメダイの好む濁りは少なく、最初の数投はサバにも邪魔されたが、何度目かの流しで明らかにサバと違う引きが伝わってくる。

 時々、電動巻き上げが止まるほどの手応えだが、最初はサバの下に平べったく、薄茶色の魚体が右往左往しながら上がって来た!

「メダイは口が弱いから、タモを入れて」
 
 船長からそう聞いていたので、素早く片手でタモ入れする。

 
利島沖のメダイ_a0272422_22151348.jpg


 やった! 1.5kg級と小ぶりだが、初めてのメダイだ。

 ヌメリが強いため、締めるなり船に常備されているタワシでヌメリを落としてからクーラーだ。
 
 
利島沖のメダイ_a0272422_22171771.jpg
 
 
 次はご当地で「ギンムツ」と呼ばれている(断じてメロではない)ムツをキャッチ。これも型はやや小さいものの、期待していた獲物だ。

 操船の合間に、艫で竿を出していた船長も2kg級のムツを獲った。

 私と同じクーラーを持ってきた、湯河原方面から来た方も好調に釣り続ける。

 メダイはコマセに突っ込むらしく、指示ダナでコマセを振ると、あっと言う間に竿が舞い込む。

 ただし、引く魚と聞いていたが、カツオに比べれば大人しいものだ。
 
 そんな事を思っていると、今度は電動巻き上げでもなかなか巻き取れず、時に数メートル道糸を引き出すような手応えも伝わってきた。
 これは良型では?
 
 
利島沖のメダイ_a0272422_2225451.jpg

 
 慎重に上げてくると、上のハリに良型のメダイが! (3.3kg程度)
 下にも1.5kg~2kg弱の平均サイズが1枚。


 この日は「小型が多い」ということだったが、良型には思わず笑みがこぼれる。(ただし、メダイも最大で10kgを超える)

 
利島沖のメダイ_a0272422_2225757.jpg

 このメダイは、60cmほどのタチモドキを捕食していた。

 メダイはジギングでもよく釣られているが、次回はある程度お土産を確保したら、船長の許可を得てジギングしても面白そうだ。

 この後も一荷(2本バリに2枚掛かる)があったり、逆に1枚のメダイが2本のハリを食ったりと、一時好調に当たりが続き、最後はサバの邪魔が多かったものの、メダイを初挑戦で9枚上げ、何とか竿頭となった。

 かなり疲れていたが、電動リールでの挑戦だったので何とか最後まで続けられたのだろう。
 帰港後、船宿の温泉で体を温め、仮眠してからの帰宅……。
 
 次回はもっと良型が揃えばよいが、メダイは食べても美味しい魚のため、カツオ、マグロ類がオフシーズンの時期は、狙う価値が充分にある。

by Tuna-Fishing | 2014-03-09 22:33 | 餌釣り
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