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メジマグロのナブラ


2006年、「TVチャンピオン新サカナ通選手権」に優勝、2017年「検定王 1級ホルダーNo1決定戦」で優勝した日本さかな検定1級保持の会社員&フィッシングライターが、マグロ、カツオを中心に、季節ごとの釣りを解説します
by Tuna-Fishing
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相模湾 カツオ、キハダフカセ釣りの手順

 
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(2019年7月、一部加筆しました)

 相模湾のカツオ、キハダはルアーかコマセが主流ですが、制作者の最も好きな活きイワシを使ったフカセ釣りについて解説します。

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 かつてはカツオ、メジと言えば一本釣り、フカセ釣りが主流だったそうですが、現在では乗り合いで出ているのは葉山の長三朗丸、秀吉丸と茅ケ崎の一俊丸のみで、後は餌の入手の関係で、長井や佐島周辺の仕立船で可能です。


 フカセ釣りの道具は、いずれの乗合船でも借りられますが、自分で用意する際の参考までに。




 前提条件:従来の「フカセ釣り」は、丸枠に仕掛けを巻いた手釣りの道具立てだったが、大型魚の回遊に伴い、操作性がよいスピニングタックルが定着した。
コマセ釣りで使う両軸リールでは餌を送り出すのがどうしても遅れるため、現時点では
マグロキャスティングの道具を流用するのが最適。


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 道具だて:竿=
PE4号~6号表示程度のマグロキャスティング・ヒラマサキャスティングロッドの7フィート半~8フィート半。(最強レベルのシイラロッドも使用可能だが、「立ててやり取り」しないといつまでも寄らない。ジギングロッドは高切れに要注意)


 スピニングリール=ダイワ4500~6500番、シマノ8000~20000番、他社のスピニングリールでもPE4~6号が300m巻けるもの。素早い回収にはハイギアが有効。



 道糸=PE4~6号を300m~400m。(大船長は6号を推奨)3号以下では20㎏級を取り込むのは難しい。5㎏級で50m、10kg級で100m程度まで走るが、
25kg以上 の魚は一気に200m以上走ることもあるため、最低300mは必要。




 ハリス=基本はフロロカーボン20号。カタクチイワシを使う時や食い渋り時は12号を使うこともあるが、シイラが釣れたらハリスを確認し、傷があれば素早く結び直す技術が必要。
 
道具が二組あれば、1本はキハダ用に20号ハリス、もう1本はカツオ、キメジ用に12号ハリスを結ぶのもよい。(「ゴロンボ」と呼ばれる、目刺しくらいの大型カタクチイワシなら16号ハリスも有効)

 イワシを送り出す際、すみやかにPEとハリスのラインシステムをトップガイドから出す必要があるため、ハリスの長さは2m前後でよい。
 ハリスが長いほうが餌が自然に見え、やり取り時に有利なように思えるが、実際は投入時に手間取り、餌のイワシにかかる負担が大きい。


 道糸とハリスの接続=ルアーと同様、FGノットやPRノット、ミッドノッ ト等、結び目の小さい摩擦系ノットを推奨。


 ハリ=餌のイワシの大きさによって使い分けるが、カットヒラマサ13~14号、閂キハダ13~15号、カン付きバリならジャイアンとキハダマグロの16号程度。基本的にコマセのハリと同じものが使えるが、太軸のハリはマイワシの時のみ使用可能。
 カタクチイワシに太いハリを使うとあっという間に弱ってしまう。(気になる方は、乗船時に船長や上乗りさんに見てもらいましょう)
 ただし、マイワシにあまり小さすぎるハリでも掛かりが悪い。

 ムツサークルフックのようなネムリバリを使うことは滅多にない。
 ハリス切れ防止に編みつけやチューブ、パイプを入れると、イワシの泳ぎが悪くなるか、魚に見切られる可能性がある。内掛け本結びや南方延縄結び等でしっかり結ぶのが一番良い。


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 餌の扱い方:長三朗丸は海水の出るパイプの下に、バケツをセットできるが、バケツに一度に入れるのは5尾程度まで。欲張ってたくさん入れすぎるのは禁物。
 餌のイワシをバケツから取るときは、素手は時間がかかり、イワシを弱らせるため、金魚用の小さな網(ヒラメ釣りの人が使うもの)を必ず用意する。
 船のカメ(生け簀)からイワシをすくう時は、イワシを追い回さず、円を描いて回る群れの中にそっと網を入れ、頭からすくう。
 イワシも定置や巻網で獲ったばかりの粗餌、生け簀で蓄養した活きつけ(馴餌)があるが、いずれもマイワシ(ヒラゴ、チュウバ)、カタクチイワシ(マルゴ)のどちらか、あるいは両方の交じりと日によって異なるため、上記のハリやハリスは何種類か用意したい。

 ウルメイワシは極めて弱く、船のカメでは数時間で落ちるため、餌には不向き。

 カツオならカタクチイワシキハダはマイワシが良い。ただし、キハダもカタクチイワシだけ食う場合や、大型のカツオがマイワシによく食う場合もある。
 この釣りはイワシの扱いが釣果を決めるため、餌のイワシをバケツに入れる際、背中の黒いものや痩せたものは泳ぎが悪いため避ける。背中がグリーンがかった色のイワシを選ぶこと。
 餌の付け方はカマ掛け(エラブタの上の薄い骨)に掛けるのが一番。鼻掛けは上手に掛けないと潜らないうえ、魚が食ったときに針先が魚の口でなく、イワシの頭蓋骨に刺さってすっぽ抜ける恐れがある。
 一本釣りでやるなら絶対にカマ掛けの方がアタリが増える。
(マイワシなら鼻掛けでも良い)

 初めて挑戦する人は、餌の付け方を上乗りさんや常連さんに聞いてください。
 


 釣り方のコツ:一本釣りは左舷、フカセは右舷から竿を出すが、「やって」と、合図があったら即座にハリに掛けたイワシをアンダーハンドで軽く投げ、船から遠ざかりつつ、下へ潜っていくように送り出すこと。弱っていたり、水面下をチョロチョロ泳ぐイワシは鳥に食われるため即座に交換する。(船の下にばかり行くイワシも、投げても戻るなら交換)


イワシにハリを掛けたまま、バケツに泳がせておく人もいるが、ハリを掛けられたイワシは次第に弱っていき、投入する前に泳がなくなる恐れがある。
ハリスがヨレる原因にもなるため、「合図があったらイワシを付ける」手順が大事。

 この時、PEを張るとイワシが泳がず、緩めすぎても他人の仕掛けと絡まる危険があるので、仕掛けの流れを見ながら、イワシの泳ぎに合わせて仕掛けを送り出していく。途中で止めるとイワシが弱るので、止めずに仕掛けを送る。
 魚が食ったらバラバラ、ビューッと一気に道糸が持っていかれるため、10mほど走らせるか、一呼吸おいてリールのベールを戻す。(聞き合わせ程度でよく、大合わせは不要)

 ルアーよりも 細いハリスを使い、ハリ1本で勝負するため、ドラグは3kg程度とやや弱めに設定すること。魚が止まってもポンピングしてドラグが滑るなら、少しずつ締めていくが、最初の走りでドラグを急激に締めたり、スプールを押さえるのは厳禁。
 大型魚の走りに驚いて無理に止め、切られることが多いので、最初の走りでは100mでも200mでも走らせるくらいの気持ちでやり取りすること。

 取り込みは3kg以下の魚が入れ食いの時は抜き上げても良いが、基本的にタモを入れる。


 詳細は7/31発売の『つり丸 8/15号』で最新情報を解説します!

 
 

 


by Tuna-Fishing | 2016-09-07 23:33 | 近海カツオ・マグロ類 | Trackback | Comments(0)
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