人気ブログランキング |

メジマグロのナブラ


2006年、「TVチャンピオン新サカナ通選手権」に優勝、2017年「検定王 1級ホルダーNo1決定戦」で優勝した日本さかな検定1級保持の会社員&フィッシングライターが、マグロ、カツオを中心に、季節ごとの釣りを解説します
by Tuna-Fishing
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
2019年、フカセ開幕!!
at 2019-07-10 22:14
南沖のキハダキャスティング
at 2019-07-04 22:18
久里浜沖のカサゴ
at 2019-07-04 00:05
石廊崎沖のマダイ
at 2019-07-03 23:46
片貝沖のイサキ、ハナダイ
at 2019-07-02 21:34
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

与那国忘備録 4

 ついに、少年時代から夢見ていた100㎏を超えるカジキを仕留めた。
a0272422_22233493.jpg
 その余韻に浸りつつ、漁協で撮影してもらう。
 観光客の方も「これを釣ったの?」と、驚く。
「カジキは初めてです」

a0272422_22235535.jpg
a0272422_22251249.jpg
a0272422_22264377.jpg
a0272422_22252786.jpg



 と、こちらも笑顔で答える間に、カジキは手早くエラと内臓を取り除かれ、角と尾びれを切り落として漁協のダンベで氷漬けだ。
「角は持って行く?」
 
 少し迷ったが、部屋の肥やしにするよりは写真の方が価値がある。剥製にするにも予算が掛かるため、身を送る方が優先だ。今回は遠慮する。

 大朝商店でおかずを買う暇もなく、船長がスピニングマーリンの専用ロッドを持ってきた。
「これでやってみるといい」
 ありがたく拝借し、ソルティガ6500Hを付け替える。

a0272422_22285056.jpg
a0272422_22290676.jpg
a0272422_22291777.jpg
a0272422_22292775.jpg




 12:40に再出船! 
ルアーを曳きながら沖へ向かっていくが、その間に昨日釣ったカツオを船長が捌き始めた。手早く四つ割りにし、皮目だけフライパンで焼く。冷水で素早く冷やしたと思ったら七味を効かせたタレに漬け、クーラーの中の刻みネギも合わせるとカツオ漬け丼の完成!

a0272422_22294421.jpg

 有難く頂く。七味のピリッとした味わいや、マヨネーズのバランスが絶妙でいくらでも入る。
 
 14:00頃に水中パヤオへ到着。
 今回も一投目からシビがジギング、エビングともヒット! あっという間にエサを確保し、2タックルで曳き始めた。

a0272422_22330557.jpg

 レバードラグタックルならAFTCOのハーネス、スピニングタックルならゴールデンミーンのギンバルで対処する。
 いずれもカラビナが装着されているため、アタリがあったら手に取るのは容易だ。

a0272422_22302101.jpg
a0272422_22302921.jpg


 10分後、スピニングタックルのエサを触ったと思ったら、レバードラグタックルのマカイラ16シルバーのドラグがギギギー!
 素早くフリーにして食い込ませ、重さを確認してフックアップ!

 最初の魚ほど大きくないが、何度もジャンプを繰り返した!

a0272422_22304188.jpg
 船の前でも大きく跳ぶが、1本目ですっかり感覚をつかんだため、別のカジキが船の近くを泳いでいるのも確認しつつ、ハーネスを入れるとわずか10分でキャッチ!

a0272422_22314917.jpg
a0272422_22310097.jpg


 銛を打ち込んだ直後にハリが外れた。

a0272422_22340655.jpg
a0272422_22321183.jpg
a0272422_22323362.jpg



 サイズはおよそ70㎏級といったところ。

a0272422_22334354.jpg
魚体にはクロコバンらしきコバンザメがへばり付いていた。

a0272422_22263654.jpg
 僚船でも漁師さんがカジキを取り込み、何度も頭を叩いている。マグロより生命力が強いのかも?!

「食べるなら小さめの方が美味しい」
 と、船長。

 今度は迷わず角を切り、ワタ、エラを抜いて氷詰め!

 次は?
 2本キャッチした以上、残るはスピニングマーリン!!

a0272422_22261893.jpg

 スピニングタックル1本で曳く。
 
 およそ40分後、エサの流れている辺りで大きな頭が一瞬姿を現した!
「イルカか?」
「カジキだ! カジキ」
 そのまま曳き続けると、ユルユルにしていたソルティガ6500Hがジイイー!

 今度はベールを返し、しっかり食い込ませる。
 船長が船をリバースさせ、魚に近づいていく。この間に再びPEを巻き取った。


 エサを飲み込んだことを確認し、ギンバルを装着。ドラグを締めると同時に加速してフックアップ!

a0272422_22383674.jpg


 これまでにない、一番ハードなやり取りになった。
 ソルティガでマグロ類とやり取りするのは慣れていたが、やはりレバードラグよりライトでラインキャパも少ない。

a0272422_22382692.jpg
 しかも、魚は何度も船の前へ向かおうとするため、それを追いながらのやり取りだ。跳ねながら遠ざかっていく姿も鮮やか。
 止まられない時は、肘を回してロッドを支える。

「これを釣りに与那国迄来たんだから、頑張って」
「へいっ!」
 ハードだが、ノリノリで究極の魚とやり取りする。

 ドラグが弱すぎればいつまでも寄らないし、締め過ぎたら一発で切れる。しかも、PE6号にいきなり60号をPRノットで結んだため「すっぽ抜けないか」気になったが、カジキの手応えを満喫し、その遊泳力とスピードを実感した。これをルアーキャスティングで獲るのは相当難しいわけだ!
 だが、真下に潜るより左右へ走ることが多いため、次第に距離を詰めることができた。

 40分のやり取りで銛を打ち込み、スピニングマーリンでもキャッチ!!
a0272422_22274396.jpg
a0272422_22291646.jpg



 スピニングでの最大魚はやはり70㎏前後。
 思わず膝の上に乗せてもらい、記念撮影。
 
 このリールを買った時から「100㎏級のマグロや、カジキまで獲れるリールだ」と、実感していたが、それから数年、メモリアルフィッシュを抱えた私は「セイルフィッシュをフライで釣るのは流石に厳しいが、スピニングマーリンも相模湾のキハダで喜ぶなら、番外編として相当楽しめる」と、確信した。

 さすがに3本キャッチすると、疲れが出ない訳ではないが、PRノットも無事だったのでエサを追加し、さらに曳くと……。

 エサを曳いているルートで水柱!
 すっかり食ったものと思い、ベールを返すが、まだ魚はエサをくわえ込んでいなかった。
 何と魚体がPEに触れ、突然の高切れ!

「ベールを返すのが早すぎた。魚が道糸に乗って切れたんだ」

 何ということだ! トップウォータプラグで早合わせし、すっぽ抜けるとの同じ理屈か?!

 再びラインシステムを組んでもらい、トローリングを再開するが、さすがに次のアタリが来る前にタイムアップ。

 しかし、「ストライク3回で2本キャッチできれば上出来かな」と、思っていたにも関わらず、ストライク5回で3本をキャッチできたのだから、予想以上の釣果となって不足などあるはずがない!

a0272422_22265388.jpg


 最後は西崎の灯台下、港の直前で帰りの駄賃とばかり(!)GTを狙う。
 キャッチ&イート派の筆者は、GTだけを目的に釣行することは考えにくいが、遠征の合間に狙えるなら何よりだ。

「ひと流しだけやるよ」

 右舷からツナタックルでポッパーを思い切りキャストする。あまりでかいのが食ったら上がるか?!
 一投目では空振り、船に近づいたところで巻き上げ、二投目。
 ボコッ、ボコ、と2アクション目でドパンッ!!

「出た! そんなに大きくない」

 重みが乗ったところで思い切りフックアップ! ドラグを鳴らしながら下へ一気に潜った。

a0272422_22285435.jpg


 根ずれしてはかなわんと、ガンガン巻き取る。魚の抵抗もあるが10㎏以下だ。強引に寄せると、浮いてきたのは5~6㎏級のキメジ!
 
 テツさんが頭を叩き、ぶっといワイヤーで神経締め! 神経締め用だったのか!

「これで満足か?」

「はい!」

 薄暗さを見せ始めた久部良漁港へ、瑞宝丸は帰港した。

 


by Tuna-Fishing | 2019-06-06 23:11 | 遠征 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://mejimaguro.exblog.jp/tb/239301520
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 与那国忘備録 最終 与那国忘備録 3 >>