メジマグロのナブラ


2006年、「TVチャンピオン新サカナ通選手権」に優勝、2017年「検定王 1級ホルダーNo1決定戦」で優勝した日本さかな検定1級保持の会社員&フィッシングライターが、マグロ、カツオを中心に、季節ごとの釣りを解説します
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石廊崎沖のアブラボウズ

相模湾のカツオ、キハダシーズンオフはサワラキャスティングを紹介しましたが、東伊豆沖のクロマグロシーズンオフは?
(いても食わないだけという指摘は承知です)


 昨年10月、初めてアブラボウズの煮付けを味わい「こんなに美味しいなら、ぜひ釣ってみよう」と考え、餌のスルメ、ヤリイカを仕入れ、2/28(土)、バラムツを教わり、久米島にも同行した仲間と共に忠兵衛丸に向かった。

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 600mの水深を狙うため、深海釣りの道具など持っていない私は、仲間と共に船宿の道具を借りた(ミヤマエのコマンドX-15に深海竿と、キンメの道具を流用)。オモリは2.5kgほどの鉄筋で、ハリはムツ用の30号、餌はイカの丸掛けだ。


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石廊崎沖へ向かい、第1投では「肝油」と呼ばれるユメザメが浮上した。
神秘的な輝きを見せる目が印象的だ。

(2016年3月7日追記:上記のサメを「ヨロイザメ」と表記していましたが、海洋研究開発機構の方の指摘により「ユメザメ」が正しい種名であったことをお詫びします)

 第2投は空振りだったが、3投目で当たりが来た。船長の指示通り、リールをフリーにして止まるまで道糸を送り(鉄筋のオモリを引きずるため、その重みでハリが掛かる)、続いて低速巻き上げに入る。
 この釣りでは本命以外に、サメやバラムツも混じるが、抵抗しても遠くへ走らないため、バラムツではない。
 水深が深いため、巻き上げの時間が長いが、ついに白っぽい魚体が浮上した。本命のアブラボウズだ!

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 初挑戦で無事に30kgのアブラボウズをキャッチ。

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アコウダイも1尾混じった。

 気になる味だが、仲間は炙り寿司と丼、私は刺身と煮付けで頂いた。特に煮付けが絶品! 味噌焼き、粕漬けも実に美味で、ギンダラに準じた調理法なら、ギンダラよりさらに美味しいかも知れません。
(骨が柔らかいので、解体は比較的楽)


このアブラボウズ(ギンダラ科)はしばしば、アブラソコムツ(クロシビカマス科)と混同されやすいが、後者の脂はワックス分を含み、人間には消化できないため、食品衛生法で販売が禁止されているが(大東島ではインガンダルマ、韓国では白マグロと称され、食用にされている)、このアブラボウズの脂はグリセリドで人間も消化できるため、一度に食べる量を刺身で60g、加熱した焼き身で120gまでの範囲に納めれば何ら心配はない。

小田原では「オシツケ」と呼ばれる高級魚だ。(大奥の女中言葉で「毒見」を意味する)

簡単に説明するなら「ギンダラの仲間」と話せば無難でしょう。

余談だが、ギンダラはタラとは無関係で、むしろアイナメやホッケに近く、アブラボウズは別名を「クロイオ」や「沖ネウ」と呼ぶ地域もあるが、(ネウとはアイナメの意)この「沖ネウ」という地方名も要点を押さえていると言えるだろう。

  今回のアブラボウズはまだ小さいほうで、この数日後は75~78kgが一人で2本上り、今年の最大は80㎏くらいあったとか。
(もっとも、個人的には自己記録の最大魚はマグロにしたいので、ある意味安堵しています)

最近ではこのアブラボウズ、スロージギングで釣る人も登場していますが、私はある程度慣れたら、マグロ用のリールにPE4号を1,000mくらい巻いて、スタンディングで釣るくらいまではやってみたい。


なお、忠兵衛丸のアブラボウズは、潮の関係から1月~3月前後までという短い期間に限られるが、漁業者も含めて資源保護を意識しているためか、出船できればかなり高い確率で釣果があり、クロマグロよりも確率が高いと考える。

今回は乗船料にレンタルタックル、船宿仕掛け混みで30,000円程度と、「金目フルレンタル」とほぼ同じ料金で「アブラボウズフルレンタル」を経験しましたが、決して難しい魚ではないので、ある程度沖釣り経験のある方なら、親切な船長と上乗りさんに釣り方を聞きながら挑戦すれば、十分可能性はあるでしょう。(今話題のイシナギ並みの釣れ具合でしょうか?)


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by Tuna-Fishing | 2015-05-31 22:51 | カツオ・マグロ以外 | Trackback | Comments(0)

冬期トレーニング、サワラキャスティング

諸事情により、Blog更新が遅れて大変失礼しました(汗)

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昨年(2014年)のマグロ釣果は、HPに記録済みですが、「その後」について報告します。

キハダ、クロマグロの漁期終了後、長井の貴雅丸でサワラを狙ったところ、12/20(土)は、何度となくボイルに遭遇し、フックが小さかったためバラシ多数も、3㎏級を2本キャッチ!

同船者は6本ずつ釣っていましたが……。

この時は2番のフックが小さすぎたと判断し、1/0に替えて1/24(土)に再挑戦したところ、今度は人数が多く、なかなかボイルの中に打ち込めなかったが2ヒット、2キャッチでやはり3㎏級。


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長井沖のサワラは、魚探に反応が出るときはジギングで狙うが(テールにトリプル、フロントにワイヤアシストを入れること)、ジギングよりもボイルを狙ったキャスティングの方がはるかにヒット率が高い。

とりわけ、魚体を見せて跳ねているときは、ボイルにルアーが入れば相当高い確率でバイトする。サワラはシーバスよりは引きが強いものの、イナダ・ワラサよりはおとなしい。ため、しっかり合わせを入れてテンションを変えなければ(ロッドの角度を下手に変えるとバレる)、かなりの確率でランディングできる。
サワラは歯が鋭いものの、口が弱いため、ドラグを締め過ぎないこと。


なお、ルアーはジャクソン・ピンテールチューンの40gがお勧め、タックルハウスのフリッツ42gも良いが、フックを大きめのものに交換を推奨。

タックルはシーバスタックル~シイラタックル、リールはハイギアの推奨。PEは1号~3号、リーダーは歯があるため10号以上を推奨。口糸を結んでもよいが、リーダーと口糸(バイトリーダー)から振り切れることもあるため、リーダー直結でまめに傷をチェックすることに尽きる。


製作者タックル

ロッド:パームス・コーラルスターC-DOS 76MH(MLやLクラスでも良い)
リール:ダイワ・ソルティガ4500H(ハンドル一巻きで1メートルは巻けるレベルが望ましい)
ライン:よつあみ・ウルトラジグマンWX8-3号(1.5~2号ならさらに遠投できる)
リーダー:ダイワ・ディーフロン船ハリス12号
ルアー:ジャクソン・ピンテールチューン40g、ピンテールEZ48g、タックルハウス・フリッツ42g、ベゼル48g等

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なお、歯が鋭い魚なので、キャスティングでも何本か同じルアーを用意することを推奨します。


サワラキャスティング考察

ルアーが効果的な釣りもの(2007年に相模湾でサワラ若魚、サゴシが湧いたときは餌釣りでも太刀魚の仕掛け等を流用して狙った船があったが、圧倒的にルアーが釣果を上げた)のため、相模湾エリアでは「コマセに着いた魚を、何とかルアーで狙う」というストレスがない。
(ただし、サワラは当たり外れが激しいため、食いが悪い日ならボウズの恐れも高い)

「初心者がキハダキャスティングにいきなり挑戦するのではなく、シイラやワラサキャスティングを経験してからキハダ船に乗ってほしい」という意見は正論だが、個人的には、そこに「サワラで練習するのも良いですよ」と、追加したい。

何せ、寒サワラは餌ではなかなか釣れないため(ヒラメの外道くらい?)、普段は餌釣りをされている方でも、この機会にルアー船に乗り、キャスティングに挑戦していくことは夏のキハダに近づく第一歩と考える。

ただし、「日によって波がある」ため、一度の釣りで結果が出なくても、何回か挑戦することを前提としたい。防寒対策も重要。
魚が激しくボイルするチャンスタイムは短く、魚がイワシに夢中になっていても30~40m以内には近づけないため、キャスティングの距離と精度も求められるため、いくら太くてもメインラインはPE3号以下、できれば2号前後が望ましい。

ルアーはトップ系やペンシルより、リップ付きのミノープラグに分があるため、必ずミノーを用意したい。(他の青物とはルアーの好みが少し異なる模様)
リトリーブはただ巻きで良く、下手にアクションをつけるとリーダー切れの恐れがある。

なお、ワラサやブリが出る可能性があれば、ブリ族に効果があるトップ系も必ず用意してください。製作者は3月にも乗船しましたが、ワラサ~ブリ級が船中18本出たものの、ジグの当たり一回で撃沈しました。

ジギングの場合は、シーバス、太刀魚タックル~青物用のライトジギングのタックルでよいが、必ずテールフックとワイヤアシストを併用してください。(活性によって、どちらかのフックに偏って掛かることもあるよう見受けられる)



料理方法

寒サワラは市場でも高値が付くが、持ち帰る前に身に傷をつけないよう注意して締め、血抜きを行い、氷詰めにしておけば、皮目をガスバーナで炙ったタタキが非常に美味。まご茶漬けも良い。
塩焼き、粕漬、フライ、ムニエル等も非常に美味。
(貴雅丸の同船者は「家族にサワラ釣ってこい」と、急かされたそうです)
某プロショップのオーナーが「バターサワラ」と呼ぶこともありますが、冬のカツオ、キハダシーズンオフは、この美味しいサワラに是非チャレンジしてください。
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by Tuna-Fishing | 2015-05-31 22:24 | ルアー | Trackback | Comments(0)