メジマグロのナブラ


2006年、「TVチャンピオン新サカナ通選手権」に優勝、2017年「検定王 1級ホルダーNo1決定戦」で優勝した日本さかな検定1級保持の会社員&フィッシングライターが、マグロ、カツオを中心に、季節ごとの釣りを解説します
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WANTED 深海ザメ

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 先日のアブラボウズ釣行ではユメザメが何本か上がったが(先ほどまで、ヨロイザメと誤認!)、この深海ザメを釣った場合、釣り人の皆さんは「単なる外道」として海に帰すか、あるいは肝油や美容効果?! を期待して少し食べてみるくらいではないでしょうか?

 ところが、招かざるゲストたるこの深海ザメ、海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、漁業者や遊漁者からの検体を募集しているそうです!

 海洋研究開発機構 海洋生物多様性研究分野


深海域におけるトップ・プレデターの解明

概要
 海洋生物の多様性(種/系統・機能・生態系)を把握すると共に,多様性を創出するプロセスとメカニズムを理解する.得られた結果は,環境変動への多様性応答予測やイノベーションの創出に貢献する.

 近年,生態系の構造や機能の維持に,トップ・プレデター(頂点捕食者)が重要な役割を果たしていることが知られるようになった.しかしながら深海域においては,トップ・プレデターに関する情報が非常に少なく,その多様性やバイオマスなど基礎的な情報が大きく欠如しており,トップ・プレデターの重要性を議論する前段階にある.そこで本研究では深海域に生息するトッププレデターを対象として,以下の課題を実施し,新たな深海生態系像を描くことを目指す.


→ここで「トップ・プレデター」として、深海の生態系の頂点に位置するサメ類を研究中ということです。

 以下は『ソルトワールド』(エイ出版社 2016年2月号)より、一部引用。

 深海鮫は潜水船などによる採集が難しく、これまでも漁業者の皆さまや各地の釣り師の皆さまからご提供頂いた試料を研究に利用しています。もし200m以深で釣獲した鮫類をご提供いただけるようでしたら、次のアドレスまでご連絡をお願いします(fujiwara@jamstec.go.jp)。釣獲日の日付や位置(緯度経度)、水深情報を頂けますと大変助かります。メールにて受け渡し日時などを確認した後に、クール便(冷凍)で以下の住所にご発送下さい(着払いでお願いします)。
 〒237-0061 横須賀市夏島町2-15 海洋研究開発機構 海洋生物多様性研究分野 藤原義弘宛。薄謝を進呈します。




 この情報があったため、何本か上がったユメザメのうち、一番小さなものを持ち帰り、海洋研究開発機構までクール便で発送した次第です。
 
 深海釣りは私も滅多に行かないため、その時に釣れたものは有効活用したいと考えた次第ですが。1月に釣行した浅草釣具のBlogでは、オンデンザメかカグラザメらしい大型のサメが掛かったということです!
 600mの海底で、キンメやアコウよりも太いハリスと大ぶりのハリを使い、イカを丸ごと一杯掛けにするアブラボウズの仕掛けは、深海ザメを捕獲するにも有効かも知れません。

 このページを読まれた方で、深海(200m以深)のサメを釣られた方は、是非、研究への協力を私からもお願いします。
(流石にゴブリンシャークことミツクリザメを釣るのは難しいと思いますが…)
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by Tuna-Fishing | 2016-03-09 00:26 | 科学 | Trackback | Comments(0)

アブラボウズ&キンメのリレー釣り!

 
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 今年もアブラボウズを釣ろうと考え、別冊つり丸 深海釣り入門』に目を通し、まずは1月23日に南伊豆 忠兵衛丸を予約した。

 しかし、釣行日が近づいてきてもアブラボウズ船は釣果がまだ上がらなかったため、私はともかく、昨年同行した仲間のリベンジも兼ねていたため「これで外したら…」と、考えて、予備日に考えていた3月5日へ延期したが……。

 何と1月23日は37kg~77kgのいいサイズが船中4本! これには目が点……。
 ならば1月31日はと予定を立て直すが、こちらは先客が入った…。(当日は船中2本)
 その後も釣果が上がっていたが、本命を外しても土産を取るべく「アコウダイとリレーでやらせてください」と、船長に依頼した。
 そして2月もアブラボウズが日にむらがあるも釣れ続け、ジギングでも好調。釣行前日にもジグで2本上がったため「2人で1本づつ釣りましょう」と、仲間と打ち合わせ、前夜から南伊豆・忠兵衛丸へ向かった。

 今回の同船者は忠兵衛丸、久寿丸での知り合いなので気楽だ。
 船長によると「アコウは不調なので、まずキンメをやりましょう」というため二つ返事でOK。仲間も「キンメのほうがお土産にいいね」と頬を緩める。

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 今回も船のミヤマエコマンド&深海竿を借りるが、アブラボウズ仕掛けは自作、船宿のキンメ仕掛けは15本バリ、餌は紅染のイカとハラモだ。

 朝一はキンメ場に向かい、他船や職漁船の姿が目に飛び込む中、船長は反応を見て船を回す。規定時間の6:00に第一投!
 底を取るとすぐさま当たった。追い食いを狙って道糸を送り込んでいくが、ある程度伸ばしたところで巻き上げにかかる。

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 キンメは5枚付いてきたので「いい土産だ(10年前、千葉で釣った夜キンメよりいい型)」と、ほくそ笑むが、次に上げてきた仲間はなんと9枚! 15本バリにこんなに付くなんて!
 二投目は仲間が早々に食わせるも、私はなかなか当たらずやきもきするが、こまめに底を取る内にようやく当たった。
 どんどん道糸を送り込むが、そこで上げるよう指示、今度は2枚……。一方、仲間は4枚と好調、しかも私のキンメより型がいい!

 この2投でキンメ場を後にし、アブラボウズ狙いに切り替える。
 こちらはハリス40号の1本バリだが、餌は冷凍のケンサキイカ&ヤリイカだ。
 キンメの水深は300~350mだが、アブラボウズは倍の600m。しかし、最初にキンメをやっていたため、良い肩慣らしとばかり底を取っていくと……。
 ゴツ、グイグイと竿を曲げていくため、レバードラグのクラッチを切り、送り込んでいくと……。
 巻き上げ中も抵抗していたが、いつの間にかハリス切れ! ハリスが60㎝以上ザラザラにされていたため、仲間が言うにはバラムツではないかとのこと。

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 大艫で竿を出している上乗りさんや仲間は真っ黒なユメザメ……。
 その後もユメザメが当たり続けるが、私は確実に当たっても餌を取られたり、タコベイトまで取られたりと狐につままれたような気分。

 四投目の当たりで道糸を送り込んだ後、巻き上げると竿先が叩かれ続け、これまでとは違う手応え。結構暴れるので上乗りさんのアシストでドラグを緩めにし、巻き上げ速度を若干落としていくが、700mダチで食わせたので上げるまでは最低でも15分かかる……。

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 本命か? それとも外道かと仕掛けを手繰り始めると白い影が見えてきた。素手では手繰り切れないので、上乗りさんにも手伝ってもらいながら浮いてきたのは念願のアブラボウズ! 
 20㎏と昨年よりは小さいが、本命を手にした喜びは変わらない。

 同船者は15kgほどのバラムツだった。
 
 仲間のハリスを見ると、サメを釣ったせいか傷だらけなので、結び直した私の仕掛けと交換し、私自身は投入をパス。
 少し棚の取り方を実演し、どんどん底をとっていくと仲間にも当たった!
 竿が曲げられ、船長&上乗りさんも「これはアブラボウズだ」と、断言。私が釣った時と変わらぬ引きなので期待が持てる。
 明らかに私が釣った時より引きが強いため、何キロあるか? と、期待しながら巻き取っていく。

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 ついに姿を見せたのは先ほどより一回り大きい30kgのアブラボウズ! リベンジ達成おめでとう!!

 かくして二人ともお土産のキンメを確保したうえ、アブラボウズを仲良く1本ずつという、深海釣り初心者とは思えない好釣果となった。

 キンメは早速刺身と煮付けになり、アブラボウズは煮付け、焼き物(西京焼きや塩麹漬け)もさることながら、醤油と酒を煮て冷ましたタレに漬けたヅケも絶品。
 今回の20㎏は今シーズンの忠兵衛丸では最小サイズだと思うが、10kg前後が一番高値が付くとか……。

 いやー、アブラボウズ一本狙いだと外した時がコワイが、リレーで狙えばお土産を確保できる可能性はぐっと高まるし、本命が釣れたら違う味を楽しめるし、今度もリレー釣りでやるか?  
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by Tuna-Fishing | 2016-03-08 23:36 | カツオ・マグロ以外 | Trackback | Comments(0)